「ほんまもん」とは「一生もん」

 
小さい頃母親に、「高くても良いからずうっと使える、長持ちするものを買いなさい」とよく叱られたものです。
ただ、当時の私にとって長持ちするということに何の価値もありませんでした。
「長持ちしたって、興味がなくなったら使わなくなるでしょ？」って。
 
大人になった今でも物に対する思いは当時とあまり変わらず（まぁ、多少は質の良いものを求めるようになりましたが）、物は基本的に消耗品であると考える私は、「一生もんやし･･･」という判断基準で物を買うということが全くありません。
明日の私が何を考え、何を大切にしているのかは私にだってわかりませんしね（笑）
 
一方で私が大切にしているのは、物ではなく精神や心の有り様です。
他人の考えに振り回されることなく、自分自身が正しいと思うことをやり遂げる。
自分の軸をしっかり持ち、大切な自分を欺くことのない、それこそ一生もんの価値観を持って生きていきたいと考えています。
 
そんな私にとって『ほんまもんの女』とは、「一生もん」の価値観でもってぶれずに生きている女性です。
ぶれない価値観を持つということは簡単なようで難しいです。
どうしても人間は他人と比べたりしてしまいますし、また、ぶれない価値観は時に人と衝突しますしね。
 
ただ、そんな中でも自分に嘘をつかず、異端を恐れず自分の信じた道を進む。
そんな『ほんまもんの女』でいたく思いますね。
 
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公認会計士・税理士／伊藤弥生
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